夕闇ト影ト綺羅星ノ館
ダグラの碑
部屋に着いた。
そこ部屋のど真ん中にあったのが読めない文字の書かれた石碑。
「あっ、あの・・・。これは・・・?」
と話しかける。
するとメイドさん。いや、エリーが、
「それはダグラの碑です。昔まだこの世界とあなたの世界がつながってた頃に大きな戦争がありましてね。
その戦争で世界を平和に導き出そうとしたあげく、魔法を完全に唱えられず、
平和な三界とこの焦界に分けてしまったダグラ氏の石碑です。」
難しいことを言われたので戸惑ってしまったが、
まぁまぁ理解は出来た。
「それじゃぁ何で勇者さんの石碑がこんなところに?」
するとエリーは
「前にも言ったとおりこの城自体が憎しみなどの心で出来ています。
もちろんそれを作ってしまったのもダグラ氏ですからね・・・・・。」
しばらくその石碑を眺めていると、エリーが、
「準備が出来ました。寝るときはこのベットを使ってください。
それから私を呼びたいときはその石碑に手を触れて"エリー"といってください。
飲み物は念じれば好きなものがその箱から出てきますから・・・。
トイレと風呂はそこの階段をちょっと下がったところにあります。」
といって僕の前から消えた。
僕は一瞬何が起こったのかわからない。人が目の前から消えたのだから。
部屋はかなり広く部屋の中の階段のしたにトイレと風呂があった。
言われた通りその箱に
「コーラが飲みたいなぁ・・・・・」
といったところ本当にコーラが出てきた。
びっくりすることだらけのこの部屋は何か変なものを僕に感じさせていた。
石碑に触って
「エリー!!!」
と呼んだところ僕の後ろにエリーが立ってた。
「何か?」
とエリーはいった。
「わぁ。本当に出てきた!!!すごぃ!」
と僕は感激したのだが
「用もないのでわざわざ呼ばないで下さい」
と逆ギレされた。
「あのさ、外に出てみたいんだけど・・・・・・・・。」
僕がそういうとしばらく悩んだあげく
「いいでしょう。しかし絶対に騒がないで下さいね。」
といった。
僕はこの部屋から出て城の外に行った。
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