序
自分が今までなんで生きてるんだろう?
なんてのは、誰もが一生に抱く疑問だと思う。
なぜ存在するのかとか、この存在が消えたらどうしてしまうのかとか、考えてもキリが無い問いは世の中このほかにもいくらかある。いや、無限とある。
考えるだけでも嫌なものはたくさんある。
よっぽどのおバカさんか天才くんでないかぎり、この世で生きるのは大変だと思う。
幸せより圧倒的に不幸のほうが世の中多いのだから仕方ない。しかも幸福の後には必ず不幸が募るものだ。
たとえば遊園地にいって楽しかったと思ったら、絶対に帰って明らかな倦怠感・つまらないといった感覚に襲われる。
人間が普段から幸福を望んでいるせいだ。何をしても結局は不幸だ。そういうものがある。
では幸福ってなんだろうか?と、考えてみても答えがでるわけでもなんでもない。
ましてや解決できるような問いでもないだろう。
人それぞれ違うもの、といったら正解だし、金だの女だのでもあるいみ正解だと思う。
じゃぁ何がいったいどうすればいいのやら?
考えている暇が有るなら今を精一杯生きようとかそういうのを思う。
青春したい!ってのが今のボクの欲望であり、幸福であるかもしれない。
親友とバカやったり恋人と手をつないで歩いたり。そんなちっぽけなことが幸せなのかもしれない。
さて、じゃぁどうして自分が生きて痛いとか思うのか?
いくら辛くても自分から死にたいと思うやつはいないだろう。
やっぱり理由無しで死ぬやつはいない。絶対に理由がある。
借金やその他諸々なんかがあるから死にたいと思うんだ。もし幸福だったら決して死にたいと思わないだろう。
ましてや少しの不幸なんかじゃ、大抵の人間は死なない。
でももし例外があるのなら、考えてみたいものである。
そうだな、この世界に幻滅した人物。
しかし、自分では世界を変えることもできないという
弱き人間とか―――。
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